鯨紀行

主に旅行記と、日々の思ったことを少々。

ウイグル料理のレストラン シルクロード タリム

日本ではちょっとめずらしい料理も色々と食べてきたつもりですが、まだまだ未知の領域はたくさんあります。異国の食文化を確認すべく、今回は前々から行ってみたかったウイグルへ。

ウイグル料理 シルクロード・タリム

そもそもウイグルってどこの辺り? というと、ざっくりと中国の西の方としか考えていなかったんですよね。そこで改めて地図で確認してみると、モンゴルとかの方でははなくカザフスタンキルギスなどの中央アジア諸国に近い。なんとなくでしか把握していなかったことは、ちゃんと調べると意外と知らないことだらけなんですね。

ここまでを予備知識として、メニューを見ながら早速いろいろと頼んでみた。

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まずはビールだが、こちらは日本のビールで。グラスまで凍らせてあってキンキンに冷えてやがるッ。

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ケーリン・ハミセイ - ラムの胃のサラダ

サラダ? という感覚ではあるけれども、湯通ししたトリッパにサッパリとした味付けが美味しい。 DSC_0723のコピーDSC_0728

 

 

 

 

 

ウイグルではやはりラムがメイン。シシケバブ的なラムの串焼きに鳥の串焼きも、そしてラムチョップ。どれもコリアンダーなどの香辛料が効いていて、まず香りからそそられる。そしてかぶりつくとラム肉独特の香りがじんわり広がる。この組み合わせが良いんですよ。そしてビールが進む進む。

 

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ゴシ ナン - ウイグル風ミートパイ

ラム肉と玉ねぎの炒めものが詰められたパイ。シンプルな塩味だが奥が深い味わい。これはトルコ方面の料理でもあるようなチェバピなどと同じ系統で、ヨーグルトが欲しくなる味だった。やはり羊の肉にはヨーグルトが鉄板なのか。

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そして麺の発祥と云われるウイグルの手打ち麺、ラグマン。しっかりとしたコシがあり、かといってつるつるしている日本のうどんともまた違う。結構素朴な味。小麦の種類なのか米粉みたいなのも混ざっているのか、ちょっと良くわからないけど美味しかった。

 

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最後にポロ(ウイグル風ピラフ)を頼みたかったのだが、なんと売切れで。代わりにこちらのチュチュレ (ウイグル風ワンタンスープ) を頼んだのだが、これは大当たりだった。ラム肉のワンタンにトマト、玉ねぎ、セロリも? そして軽くパクチーで香りづけ、味はシンプルな塩ながら地味深い味わい。ワンタンも小さいのが結構どっさり入っていて食べごたえあり。美味!

結構あっという間に食べてしまったけれども、ラム肉欲を存分に満たせたひとときでした。ウイグルに近い方面らしきグループが居たり、物珍しさもあるからか結構頻繁に客は来ていて、予約なしでは断られてしまっているという場面も何回かあり。これは早めに予約をしていって正解だった。

ウイグルの片鱗を味わえました。ごちそうさま。

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